青春汁

インターネット初心者

彼女が僕のパンツを買ってきたことにまつわる話

f:id:min-nano703:20191224182105p:image

 

彼女が僕のパンツを買ってきた。

 

友達とディズニーランドに行ったお土産らしい

彼女はディズニーがすごく好きみたいで

思い返せば付き合う前、2人で2回目のデートに行ったときもディズニーのお土産を渡された。

ソアリンのクッキーだった。

 

肝心のパンツは

ミッキーの柄とドナルドダックの柄の2つだった

ミッキーのは黒地にミッキーのイラスト

ドナルド柄はお尻の部分に可愛い尻尾が描いてあった。

 

「おお、可愛いじゃん、ありがとう〜!」

「あなたのパンツがダサいから買ってきた」

「え?」

 

少し驚いた

 

確かにパンツには大したこだわりもなく生きてきた

ユニクロで3着千円のやつとか、研修期間に寮の近くのドンキで買ってきたやつを履き続けていた

でも、誰かに見せびらかすものでもないし

それで良いと思っていたのだけど

まさか、彼女に夢の国で下着を選ばせるほどダサいとは

 

「前から思ってたんだけど、パンツがダサいんだよね」

 

2人で木更津アウトレットに行ったときも

なんだかおしゃれなブランドのメンズ下着屋にさりげなく連れて行かれてたのを思い出した。

あのときは、なんでこの女の人はメンズ下着屋に入りたがるのだろうって思ったものだけど

 

なるほど

ダサいパンツってのは白いブリーフとかを言うものだと25年間思い込んでいたので盲点だった。

 

でも、こうして自分に足りないもの

不満に思ってることを伝えてくれるのは良いことだと思う。

 

ふと、夏前の辛い失恋がよぎった

当時の相手は長い間、細かい僕への不満を溜め込んでいたみたいで

最後にそれが一気に爆発してフラれてしまった

 

先日、引越しのために荷物を整理していたら

ディズニーの土産袋が出てきた

就職祝いだなんだと前の相手からもらったものだとすぐ分かったけど

中身も見ないで置きっぱなしだった

 

そういうとこもダメだったんだろうなぁ

言ってくれればなぁ

と過去を反省しながら開封してみたら

 

可愛いパンツだった

 

 

言ってくれればなぁ